技術講習会:精神疾患モデルマウスに関する講習会
・講師:Dr. Ipek YALCIN(Institute of Cellular and Integrative Neurosciences)
・とき:2018年3月8日 (木) 14:00開始, 17:00頃まで
・ところ:日本科学未来館 ・研究棟
・開催者:新学術領域研究「スクラップ&ビルドによる脳機能の動的制御」 主催
・内容:うつ病患者の死後脳・海馬においてC1qファミリー分子の有意な発現変化がみられること(Lanz et al., Plos One, 2015)をはじめとして、スパインのスクラップ&ビルドの破綻が、うつ病に関与していることを示唆する知見が近年注目されています(Cheng et al., Mol Psychiatry, 2017; Pirooznia et al., Mol Psychiatry, 2016)。うつ病は5-15%ぐらいの人が生涯に1回は罹患するといわれる身近な疾患ですが、同病において脳内に何が起きているかはよく分かっていません。うつ病の病態解明と治療方法の開発には、臨床的妥当性のより高いモデル動物の開発が重要と考えられています。cuff modelは、簡易に作製でき、かつ、臨床的妥当性が高いと評価されてるモデルです。本講習会では、cuff modelを開発したIpek YALCIN博士をお招きし、同モデルについての講義などを行っていただきます。
・参考文献:
Yalcin I, Bohren Y, Waltisperger E, Sage-Ciocca D, Yin JC,
Freund-Mercier MJ, Barrot M., A time-dependent history of mood
disorders in a murine model of neuropathic pain. Biol. Psychiatry.
2011;70:946–953.
・申し込み方法:
[対象]:脳科学研究、特にスクラップ&ビルドによる脳機能の動的制御や、モデル動物を用いた精神疾患研究に関わる、あるいは関心のある大学・研究機関、企業等に所属する研究者、技術者、学生等。本領域の班員以外も参加可能ですが、応募多数の場合、班員を優先させていただく場合があります。当日は、職員証など顔写真付きの身分証明書をお持ちください。
[定員]:約10名
[申し込み方法]:件名「講習会参加希望」として、メール本文に氏名、所属、連絡先、ResearchMapアドレス(ある場合)を記載し、下記申し込み先までお送りください。
[締め切り]:2月23日(金)
・申し込み・問い合わせ先:
小清水 久嗣(藤田保健衛生大学 助教)
koshimiz[at]fujita-hu.ac.jp *[at]を@に変換してください。